割と新しめの機能「クロスと重なり」です。
線同士の重なりの前後を入れ替えたような表現ができます。
身近な例で言うとオリンピックの五輪マークですね。
おしゃれなフォントとかに使うともっとおしゃれデザインになると思います。語彙力ください。
(使用環境:Macbook、Adobe Illustrator v28.0)
使用ツール
使うのはなんでもいいので描画ツールと選択ツールです。
やり方
①クロスと重なりを適用したいオブジェクトを円でも多角形でも好きな形を重ねて描画します。
※オブジェクトは線のみ・塗りは無し。
②重なりの順序を変えたいオブジェクトを全て選び、
メニューバー
>オブジェクト
>クロスと重なり
>作成
③線が重なる部分をクリックして、重なり順を編集します。
※カーソルは自動的になげなわツールになるので気にしない。
④完成。知恵の輪っぽくなりました。
※オブジェクトをグループ化していると作成できないので注意。
応用
フォント同士や、フォントとオブジェクトの組み合わせでも適用できます。
フォントをアウトライン化しないでもできるのでとても便利。
「クロスと重なり」はロゴを作成するときに非常に便利です。
クラシカルなセリフ体の端っこをにょろっと伸ばして他の文字に絡ませるとか、そういった使い方ができます。
色々制約がありますが、
(ライブペイント・リピート・グラフでは使用できない、
クロスと重なり適用済のオブジェクトにクロスと重なりの重ねがけができないなど)
単純に使用するだけならかっこいいデザイン作成の助けになれる便利機能なので、覚えてるとちょっと有利です。
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